救急のご案内
京都府では、夜間休日の精神科救急に対応するために、府内全域を北部と南部に分けて二つの精神科救急医療圏域を設定し、それぞれに北部精神科救急医療システムと南部精神科救急医療システムを稼働させています。
夜間休日の精神科救急の利用方法
受診が必要と判断されれば、洛南病院と連絡調整を経た上で、精神科救急情報センターから受診についての具体的な案内がなされます。精神科救急の適応か否かの判断に迷う場合は、若干の時間をいただく場合があります。広域救急というシステムの性格上、洛南病院への直接の御連絡は受け付けることができませんのでご了承ください。
精神科救急情報センターにお電話でご相談ください。
月曜~金曜は夜間(17時~8時30分)のみ、土日・祝日は終日受け付けています。
精神科救急の対象外となる疾患・病態
- 身体治療が優先する場合(大量服薬や意識障害など)
- 治療契約が前提の疾患(アルコール・薬物依存・シンナー・覚醒剤などの中毒性疾患)
- 疾患ではなく状況が緊急性を帯びる場合(認知症・精神遅滞・人格障害の一部)
南部精神科救急医療システムと洛南病院
南部精神科救急医療システムは2002年6月に開始され、京都市全域と京都府南部(京都市以南の府内市町村全域)のほか南丹保健所圏域を含みます。
窓口は「精神科救急情報センター」(電話相談専用窓口)が担います。専門のスタッフが配置されており南部精神科救急医療圏域で発生した夜間休日の精神科救急の電話相談に応じます。精神科救急情報センターで救急受診が必要と判断された場合には、基幹病院との間で救急受診に関する連絡調整が行われます。
洛南病院は南部精神科救急医療システムの基幹病院として機能しており、夜間休日の緊急入院を含む精神科救急を引き受けています。精神科救急は、洛南病院が担っている機能の中でもっとも重要なものの一つです。